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zoom RSS ホオノキ雑記@金倉山(5月22日)※モクレン目リスト付き

<<   作成日時 : 2011/05/31 20:53   >>

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金倉山へは北陸道を長岡ICで降りR8を東進、長岡東バイパスR17を小千谷方面に向かいます。途中、蓬平温泉を示す道路標識のところで左折、高龍神社の参拝を終えてから旧山古志村の虫亀を目指します。集落のやや長岡寄りのT字路を右折、西方向に舗装された道を10分ほどで金倉山Pに至ります。小雨とガスで視界は殆ど効かなかったですが、晴れていれば幾重にも続く棚田と魚沼の山岳の絶好の展望台のようです。Pから東側に金倉山への道があって、10分ほどで大きな展望台のある山頂です。ガスっておりカメラを車の中に投げて歩いたので、途中の写真はありません。

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【日時】2011年5月22日(日)
【天候】曇り時々雨
【行程】新潟〜7:05発=(関越道、長岡IC、R8、R17、PR472)=8:23蓬平(225m)、高龍神社往復〜8:50=8:59虫亀(340m)=9:09金倉山P(525m)〜9:12発―9:17▲金倉山(581m)―金倉山P(532m)〜10:37発=10:43林道(404m)〜10:55発=(木崎観音堂、小千谷闘牛場、PR516、R291、PR24、羽黒トンネル)=11:24山古志闘牛場P(300m)、観戦〜16:28発=(羽黒トンネル、虫亀、PR472、R17、R8、中之島見附IC、関越、北陸道)=18:00頃新潟

さて、以上のことを前置きにしながら表題のホオノキの話題に入ります。長さ30〜45cmにもなる大きな倒卵状楕円形の葉をもつ木は、日本には他にありません。この時期、枝先に径20cmに達する大きな淡黄白色花を開いていました。学名は、Magnolia hypoleuca Sieb. et Zucc.、モクレン科の落葉高木。日本の固有種で、山野に普通に生え、南千島、北海道から九州の温帯〜暖帯上部に分布します。金倉山林道のアズキナシが咲いていた付近に、群落がありました。初夏に咲く白い花は、遠くからでも見えるのですが、樹高が高いので今までしっかりと観察することができませんでしたが、今回、林道上から目線の高さに咲いているのを観察できました。花弁は、たくさんあるように見えますが、外側のものはがく片です。花弁の数が多く、花弁とがく片がはっきりと区別されていないというのはモクレン科の植物の特徴のひとつで、この仲間が進化的に見ると原始的なグループだということの証です。

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クロンキストによる被子植物の配列では、モクレン目Magnolialesを原始的な形態を保存したグループとしているせいか、リスト冒頭に以下の10科を掲げています。国内では、モクレン目のタイプ科であるモクレン科 Magnoliaceaeのみが知られ、百科事典では僅かにバンレイシAnnona squamosa L.(熱帯アメリカから西インド諸島が原産)、ニクズクMyristica fragrans Houtt.(インドネシアのモルッカ諸島原産)がタイプ種として記されている程度、英々辞典では更にシキミモドキ科(アフリカを除く熱帯高地)、及びカネラ科(東アフリカ、フロリダ、西インド)の2科が記されていました。これら以外の科は、何れも1属数種程度の希少種が多いようです。
  • シキミモドキ科 Winteraceae - 9属120種
  • デゲネリア科 Degeneriaceae - 1属1種
  • ヒマンタンドラ科 Himantandraceae - 1属2種
  • エウポマティア科 Eupomatiaceae - 1属3種
  • アウストロバイレヤ科 Austrobaileyaceae - 1属2種
  • モクレン科 Magnoliaceae - 6属219種、日本では3属が分布
  • ラクトリス科 Lactoridaceae - 1属1種
  • バンレイシ科 Annonaceae - 120〜130属2,300〜2,500種、日本では1種のみ
  • ニクズク科 Myristicaceae - 20属300〜500種
  • カネラ科 Canellaceae - 5〜6属10数種


これらのモクレン目の花は頂生して大きく、多数の花弁、雄しべ、雌しべを長い花軸上に螺旋状につけていることが特徴です。雌しべは胚珠を安全に種子まで育て上げ、しかも有効に散布してはじめて役目を果たしますが、雄しべは花粉を供給してしまえばその使命は終わりです。そのため進化したグループは退化が顕著で、単純なつくりになっています。反対に、その雄しべをたくさん有することは植物の原始性の証の一つとも考えられます。従って、モクレンの仲間のように大きくて一般受けする観賞価値の高い花は、原始的な系統群に多いとも云えます。また、比較的原始的な性質をもつ植物はがく片と花弁などの花器官がらせん状に並ぶ性質を残していることが多く、その数が厳密には決まっていないことが多いようです。モクレン属は、雄しべと雌しべの数さえも一定していないのです。以下に山渓ハンディ図鑑を参照しながら、モクレン科をリストアップしてみました。
モクレン科 Magnoliaceae(山渓ハンディ図鑑3、pp.366-387):
  • モクレン属Magnolia
    • コブシ M. praecocissima Koidz.
    • タムシバ(タムシバ、ニオイコブシ) M. salicifolia (Sieb. et Zucc.) Maxim. - 五頭山(08年2月2日)、袴腰山(08年2月11日)、弥彦山(08年3月15日)、国上山(09年3月20日)、二王子岳(09年4月19日)、守門岳(09年4月29日)、日光分園(11年4月16日)
    • ハクモクレン(ハクレン) M. heptapeta (Buchoz) Dandy
    • モクレン(シモクレン) M. quinquepeta (Buchoz) Dandy
    • シデコブシ(ヒメコブシ)M. tomentosa Thunb. - 小石川(10年3月14日)
    • ホオノキ(ホガシワ)M. hypoleuca Sieb. et Zucc. - 光兎山(08年6月7日)、八石山(09年4月5日)、光兎山(09年4月11日)、金倉山(11年5月22日)
    • オオヤマレンゲ(ミヤマレンゲ)M. sieboldii C. Koch subsp. japonica Ueda
    • タイサンボク(ハクレンボク)M. grandiflora L.

  • オガタマノキ属Michelia
    • オガタマノキ(ダイシコウ)Michelia compressa (Maxim.) Sarg.
    • カラタネオガタマ(トウオガタマ)M. figo

  • ユリノキ属Liriodendron
    • ユリノキ(ハンテンボク、チューリップツリー)Liriodendron tulipifera L. - 鳥屋野公園(09年4月30日)

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